皆さん、こんにちは!いよいよ3月、春の訪れとともに芝生の更新作業を始める季節がやってきました。我が家の高麗芝(75㎡)も、今年はさらに美しく、密度の高い芝を目指して本格的にメンテナンスを進めていきます。目標はズバリ、ゴルフ場のグリーンのような仕上がり!そのための作業をしっかり紹介していきます。
春の更新作業のスケジュール
更新作業は以下のステップで進める予定です。
- サッチング(枯芝の除去)
- エアレーション(スパイク・ドリルコアリング)
- 施肥(肥料の散布)
- 目土入れ(山砂または珪砂+カルスの散布)
- 転圧ローラーによる整地
それぞれの作業について、詳しく解説していきます。
1. サッチング(枯芝の除去)
芝生の健全な成長には、通気性と水はけの良さが欠かせません。サッチングは、芝生の間に溜まったサッチ(枯芝や有機物の堆積)を取り除くことで、酸素や水、肥料の浸透を促進し、根の発育を助けます。
ここで重要なのはサッチングの深さと頻度です。春の更新作業では、地表から3〜5mm程度の深さを目安に、サッチングマシンを使って徹底的に除去するのが理想です。これにより、新芽の成長スペースを確保し、芝の密度向上に直結します。サッチの量が多い場合は、縦・横の2方向からサッチングを行うと効果的です。
2. エアレーション(スパイク・ドリルコアリング)
土壌が固くなると根の成長が阻害されるため、エアレーションは欠かせない作業です。エアレーションにはいくつかの方法がありますが、今回はスパイキングとドリルコアリングを併用します。
- スパイキング:表層の通気性向上。細かい穴を多数開けることで酸素と水の浸透を助けます。
- ドリルコアリング:土壌改良に効果的。土の塊を抜き出すことで、根の張りを強化し、根圏の通気性を確保します。10〜15cm間隔、深さ5〜10cmで実施するのが理想です。
庭の形状に応じた作業ルートを事前に計画し、効率よく作業を進めましょう。

3. 施肥(肥料の散布)
春の施肥は、芝の生育を左右する重要な工程です。我が家では次の肥料を使用します。
- バーディーA(化学肥料):成長促進、芝の緑化。即効性。
- ちから一号(有機ハイブリッド肥料):根張り強化、耐病性向上。まったり効くタイプ。
- スーパーグリーンフード(有機肥料):春の病気(ラージパッチ)にも効く。
施肥量は以下のブログを参考にしてみてください。
4. 目土入れ(山砂または珪砂+カルス)
芝生の平滑性と通気性を確保するために、目土入れは重要です。使用する資材にもこだわります。
- 山砂:保水性と排水性のバランスが良い。
- 珪砂5号:排水性と通気性に優れ、芝の立ち上がりを助ける。
- カルス(ケイ酸肥料):微生物による土壌改善効果あり。
目土は1㎡あたり5〜10Lを目安に薄く均一に撒き、トンボやレーキで丁寧にならしましょう。
5. 転圧ローラーによる整地
目土入れの後は、転圧ローラーを使って芝生表面を平滑に仕上げます。これにより、目土と芝がしっかり密着し、根の発育が促進されます。特にゴルフ場のような滑らかなグリーンを目指すには、適度な圧力と均一な転圧が欠かせません。
ポイント:
- 転圧は水を含んだ状態の芝生に実施。乾燥状態では土壌が硬くなりすぎるため注意。
- 2〜3回に分けて方向を変えながら転圧すると、均一で美しい仕上がりになります。
病気対策
芝生の健康管理には、病気対策も重要です。我が家ではトップグラス(殺菌剤)を使用。特に春先は葉腐病や赤焼病が発生しやすいので、早めの予防散布を心がけましょう。
作業の工夫と楽しみ方
庭の形状に合わせた作業計画を立てることで、効率的に進めることができます。また、ビフォーアフターの写真やタイムラプス動画を記録するのもおすすめ。芝の成長の変化を視覚的に楽しむことができます。
イラストや作業風景の写真を交えたブログにすることで、よりわかりやすく伝えられると思います。ぜひ読者の皆さんにも、芝生管理の楽しさを共有しましょう!
まとめ
今年こそ、ゴルフ場のグリーンのような美しい芝生を目指して、しっかりと春の更新作業に取り組んでいきます。特に「サッチングだけは絶対にやるべし!」これは本当に大事です。
(一年目の人はまだ根がしっかり張っていないかもしれないのでやらなくてもいいです)
作業の様子やビフォーアフター写真、イラストなども今後アップしていく予定ですので、ぜひお楽しみに!
皆さんも一緒に、春の芝生メンテナンスを楽しみましょう♪
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